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表浜まるごと博物館構想

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過去にこんな夢を語った人が居ました。それはこの表浜ネットワークの設立者です。その意志が今はラムサール条約を見据える根源となっています。 一読頂ければ幸いです。
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〜表浜まるごと博物館構想 〜
          表浜ネットワーク 創立者 加藤 弘

 浜名湖以西の遠州灘海岸全体を「博物館」とみなし、砂浜や海だけでなく、その後背地も含めた自然環境や景観、地域の歴史や文化、産業、暮らしなどの価値を再発見・再認識し、よりよい形で未来に残して行く為のシステムです。既存の博物館や観光施設のみならず、ごく普通の里山や田畑、あるいは砂浜をはじめとした地域内において、「 住民一人一人が主役」となり、地域の資産を再発見し地域を訪れた人々に広く紹介していくことによって付加価値を高め、地域を活性化させ、持続可能な発展をも目指す欲張りなアイデアです。

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この博物館の「展示品」は、1ヶ所に集められるだけでなく元来あったところであるがままに「見る」対象として、また「触れる」「聞く」「食べる」「香りを楽しむ」など「体験する」モノとしての性格を持ちます。今までの様な一ヶ所に集中させたハコモノの博物館とはちがって時間と空間を越えた事象を対象とした(地域が形成されてきた過程や自然・文化・歴史・産業など地域の成り立ちや、地域に分散した遺産や資源を現地において公開する形の)博物館と表現する事ができます。もちろん、地域内の拠点施設ともいえるセンターも必要になってきますが、そこで各地の資産のネットワーク化をはかることが特徴になります。海、山、川、浜、水田、池などを全部まとめて連続した生態系そのものを屋根のない博物館にしてしまおうという1つのアイデアを中心に、地域の歴史や文化、産業、暮らしなども含めて地域社会そのものをより良い形で未来に残して行く方向性を持って地域(産官学民)を動かせないかという話です。本当は何もしないのが一番良いのですが、このままでは未来に良い環境を残せそうにもありません。

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 四国に「砂浜美術館」*1) という見本はありますが、もう一歩踏み込んで表浜とその後背地も含めた自然環境そのものを後世に残して行くという事で、ネイチャーセンターを1つの核にした住民参加の自然環境維持型でまちづくりが出来ないかという方向性を(産官学民)みんなで共有していくというアイデアです。今まで破壊型リゾートではなく保存+研究拠点型です。図書館なども入れて表浜生態系に関する情報も蓄積できたらと思っています。 基本的な方向性さえしっかりしていらば若干の観光資源にもなると思います。
 四万十川の近くにあるトンボで有名な中村 *2) はごく普通の休耕田を利用しています。表浜なら休耕田に海と山、それから砂浜にウミガメがセットでついてくるのですから魅力的な自然環境なのになぜ人はそれを破壊しようとするのでしょうか。今あるものをそのまま隣接区域とセットで残すだけで価値のあることだという方向で出来れば成功する可能性があるのではないでしょうか。欲を言えば少し前の状態に戻す方に公共事業の方向性を変える事が出来れば、もっと良いでしょう。今ある自然を残すのが基本ですから、ほとんどの市民は今まで通り何もかわらない生活をおくれますし、産官民の二人三脚、三人四脚を実現させるのです。

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 表浜の自然環境の未来について本音で考えてみませんか。世の中なかなかうまく行きませんが、表浜ネットワークをつくった本来の意味というか「それぞれの人が、それぞれの立場で」協力しあえばやれるのではないでしょうか。
表浜ネットワーク 創立者 加藤 弘 
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