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日本ウミガメ会議レポート.2

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「おじゃり申せウミガメ会議」の二日目。最初はゲストのオーストラリアからのコリン・リンパス博士からの報告です。同じ太平洋域の南のアカウミガメはオーストラリアの東岸と西岸で産卵を行います。太平洋域のアカウミガメは北と南では遺伝的系統が異なり、混じり合う事は少ないようです。インドネシア海域やニュージーランド海域でも産卵は見あたらないそうでカレドニアとオーストラリアのみでしかアカウミガメは産卵例は無いようです。こんな所も日本と同様で温度域がアカウミガメの産卵地として適しているようです。では、南太平洋域でのアカウミガメの調査や研究はどうなのでしょう。

2日目は晴れ渡りました。会場の西之表市民会館とガジュマルの木。
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オーストラリア、クィーンズランド州環境保護庁のコリン・リンパス博士の講演
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南太平洋域のアカウミガメの産卵地オーストラリア。北太平洋域はもちろん日本。
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アカウミガメの生息域
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南太平洋域のアカウミガメの成長過程でのジャーニー。北域同様にペルーやチリ沖まで海流に乗って旅します。やはりアカウミガメの漁業混穫は死因のトップであり、減少の大きな要因となっているようです。
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減少の要因に対しての取り組み方は、まさに西欧的というか直球に近く、要因をシンプルに改善していくという辺りに建前社会日本との違いを感じます。
減少要因の割り出しも、あからさまに漁業混穫を表しています。
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特に成体に成長したアカウミガメと幼体のアカウミガメの被害に注目しています。
混穫を防ぐための施策も、国が漁業者を資金援助し、定置網など漁具網にTED(ウミガメ脱出口)を付けて対応しています。その対策で生息域のアカウミガメの混穫に対する改善が目に見えて上がっている。驚くような結果ですね。
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また、表浜同様、産卵地の問題として産卵巣を荒らす小動物に寄る卵の捕食があります。
オーストラリアではアカキツネが良くアカウミガメの産卵巣を荒らすようです。表浜の場合は同様の問題ではタヌキかハクビシンです。
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オーストラリアに於いてはアカギツネは外来種であり、増殖傾向とのこと。他の生態にもかなりな影響を与えると言うことで駆除を進めているようです。その結果がまたもやグラフには結果としてアカウミガメが増加傾向に。(確かこれは成体の海域調査と上陸数でしたでしょうか)
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様々な減少要因を潰して行くことで、増加予想を立てています。これも欧米的だな〜と関心します。
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今度はオーストラリア近海だけでは無くて成長の旅の過程の幼体、亜成体の保全です。これにはペールー政府やチリ政府との連携も必要になるのでしょう。
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また、沿岸地域住民への保全の理解を進めるためにレンジャー指導の下に観察会を行っています。観察会にはコアな産卵地では無く、比較的に副産卵地的な海岸を選定し、主たる産卵地は完全に一般人は入る事は出来ません。これには住民の理解が無いと出来ませんよね。日本では無理でしょうね。
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また、船による接触や他の漁具(カニ網など)による被害も取り組む予定だそうです。
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質疑では数の測定でのピットタグの方法やライブタグなどの質問がされていました。
外洋での生物は追跡調査は大変困難なので、この点に質問が集中したようです。
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しかし、欧米的だと感心するほど、直接原因をクリアしていく点はまさに増減コントロールが可能となる手法なのでしょう。この手法が違う文化圏では難しい面も多々ありそうな気がします。特に漁業の進んだ日本、特に南日本ではウミガメも食料とされてきた文化もあります。
ただ、建前だけではなく、調査のもとに減少要因を把握し、その要因に対しての対策のスピードは日本は見習う必要が有るのかも知れません。着実に資源量としての増加を認められるグラフが物語っています。

休憩時にポスター発表を見入る。表浜ネットも少ない資料ですが展示しました。
今期は残念な事に砂中温度調査が阻まれてしまった経緯もあり、まとめるには至りませんでした。
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実は、この後少しシンポジウムから抜け出して、種子島の砂浜を観察に行くことに。
特に前之浜は砂浜の保全に風を利用した堆砂垣とボタ山があり、しっかりと海浜保全が出来ています。この報告は別コラムにてレポートしようと思います。
種子島の砂浜レポート
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午後からは日本での調査結果報告です。この報告は詳細は会員のみの報告です。
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2日目の全ての講演が終了後の懇親会です。地元の方々や他の地域の調査活動団体、または研究者との交流となり有益な交流が楽しめます。当然、この地の産物(魚介や農作物)も味わう事が大切ですから、大いに楽しみます。
準備中の懇親会会場のニュー種子島ホテルホール
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屋久島では良く食されるカメノテです。尾鷲でも食べるようです。殻を手で割り、中をチュッと食べると海の香り高い美味!
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こんな感じで割ります。
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ブダイの刺身です。これも上品な味わいです。
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こちらはお馴染みのキビナゴ。櫛で揚げてあります。他にトビウオは大きくトッピーと呼ばれ親しまれています。
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あと、この餅はシャリンバイの花を混ぜた餅。香り(薬草の様な)が良くて絶品!
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盛り上がる懇親会
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年に一度の情報交換に盛り上がります。
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こんな感じで夜も更けても全国の活動団体や研究者の話は盛り上がって行きました。

日本ウミガメ会議レポート.3に続く

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