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日本ウミガメ会議レポート.4

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引き続き、最終日の日本ウミガメ会議レポートです。ウミガメの生態をさらに深く追求した研究報告が続きます。内容もかなりユニークな観点から捉えた報告が続きます。
そして、写真は会議終了の挨拶。地元の種子島のウミガメ会議実行委員の皆様です。全国から集まるイベントで大変だったと思いますが、「おじゃり申せ」の想いで私たちを迎えて頂きました。種子島の皆さん、ありがとうございました。また訪れる機会があることを願って。

この報告は東大海洋研究所准教授佐藤克文氏の著書「ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ」からの報告で海洋動物の一定の運動量の近似がウミガメにも当てはまるかと言った内容でした。この冊子は海の生き物を面白い観点で捉えています。是非とも購買してみては如何でしょうか。
報告「ウミガメは本当にのろまか」
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新聞に取り上げられた「海棲動物の一定の速度が認められる」
では、爬虫類のウミガメでは??
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一定の大きさの体は一定の速度で移動する。
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海の生き物では?
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アザラシでは?
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海洋動物はほぼ一定のラインに乗るのにオサガメは外れてしまった!
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計測したオサガメが産卵期で過発ではなかったかも。今度は産卵期が外れるアカウミガメで計測を試みます。
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データロガーにて深度も含め、アカウミガメの軌跡を3D化。遊泳が良く分かりますね。
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それでもやはりウミガメ類は外れます。
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どうやら爬虫類の省エネ型生態が大きく左右しているようですね。
私たちも、爬虫類の省エネ方法を見習う必要があるのかも
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「索餌海域に於けるアカウミガメの摂餌と移動を兼ねた潜水行動について」
同じく東大海洋研の楢崎氏による報告です。
平たく言えばウミガメの捕食など含む泳法をウミガメの甲羅にカメラを付けて映像で捉えたと言う事です。面白いのはウミガメになった気分を味わえます。
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こんな感じでデータロガーと共に装着。一定時間で外れて回収すると言う仕組みです。
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こんな感じでウミガメと海中の旅が出来ます。楽しいですね。映像を見せられないのが残念!
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データロガーによって得られた海域の水温プロファイル
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遊泳・潜水によって摂餌行動や移動の関係が理解が進む。
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まとめ
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「日本近海に於けるアカウミガメの回遊経路と長期滞在海域の分析」
明治大農の中島氏の報告です。
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目的や背景:日本近海のアカウミガメの行動範囲や生活圏を探る。
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アルゴス(衛星GPS追跡)東シナ海のグループと太平洋域に別れます。
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軌跡をベクトル内積によって長期滞在域を定義。
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滞在域の抽出
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沿岸域の長期滞在域。表浜も入っていますね。
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東シナ海の長期滞在域
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甲長測定によって成体の生活圏を把握する。
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まとめ
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ELNAによるストランディング調査2007
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ストランディングの調査は様々なウミガメの生態を把握する材料となります。
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成熟度の判定
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ストランディング傾向
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ツメによる成熟度の判定方法
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ツメによる成熟度の判定。成体と未成熟の区別はなかなか難しいようです。甲長が80センチあったとしても生殖器などで確認すると未成熟も混在している。これは海水温度などが成長に大きく影響するからでしょうか。大きさと年齢が比例しないと認識しておく必要がありますね。
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日本ウミガメ協議会の石原氏からは日本近海のウミガメ頭数を市民調査から把握してみようと言った
「日本近海のウミガメの生息数の推定」
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条件を加え想定していきます。
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他に今日は三重大かめっぷりサークルや、鹿児島大のウミガメ研究会などの報告、そして最後には亀崎代表のミトコンドリアDNA鑑定にたよるものは如何なるものかと言った報告。すべて内容が濃く紹介しきれず申し訳ありません。
何かと内容の濃いウミガメ会議は無事終了しました。
来年度は兵庫県の明石市です。ぜひ、興味持たれましたらご参加ください。
未だ謎の多いウミガメに海のロマンを感じて頂けると確信しています。

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