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黒潮の変動と我々のくらし

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今日は午後から名古屋大学地球水循環研究センター公開講演会に出向きました。
内容は「黒潮の変動と我々のくらし」と言ったテーマでのシンポジウムです。
黒潮は日本沿岸に沿って流れる外洋の海流です。その海流が日本にとっても、また様々な海洋生物にとっても大きな影響を与えています。当然、ウミガメや砂浜の再生にも大きく関与しています。とても興味深いシンポジウムなので聴講に行ってきました。

名古屋大学地球水循環研究センター公開講演会
「黒潮の変動と我々のくらし」

日時:2008年1月12日(土)13時〜16時 
場所:名古屋大学環境総合館レクチャーホール
(http://www.env.nagoya-u.ac.jp/contact/map.html)

13:00-13:10 挨拶
上田 博(名古屋大学地球水循環研究センター長)
13:10-13:50 「黒潮:海のダイナミックな流れ」
今脇  資郎(九州大学応用力学研究所)
13:50-14:30 「黒潮:海と空をつなぐ架け橋」
久保田 雅久(東海大学海洋学部)
14;30-14:40 休憩
14:40-15:20 「黒潮:魚の生き残り戦略」
秋山  秀樹(水産総合研究センター中央水産研究所) 15:20-16:00 「黒潮:沿岸域の変化」 
森本  昭彦(名古屋大学地球水循環研究センター)

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最初は「黒潮:海のダイナミックな流れ」今脇  資郎氏(九州大学応用力学研究所)
黒潮という海流の変動(蛇行)のメカニズムの解明。
黒潮は日本の太平洋南岸を西から東に流れる大きくて強い海流です。北太平洋域の全体を流れる海流循環の西の端と言う位置です。
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写真は1992〜2007年までの黒潮のコース
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黒潮の流路。黒潮の蛇行は漁業資源の増減や天候(低気圧の通路)に大きく影響を与えます。
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最近では黒潮の流れも直行型と言うより、非大蛇行から大蛇行と言うのが適切なようです。
大蛇行への還移
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蛇行は四国沖の海山の影響を大きく受けている。
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ASUKA観測データ
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ASUKA観測器。四国沖の断面図。百キロ程度で一気に千メートルの深さに。改めて日本の位置に驚きます。
黒潮は水深500メートルまでの流れとなる。
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流量計測器。これを千メートルの海底に設置し、流速度を計測します。
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黒潮の横断
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黒潮の流量はナゴヤドーム50個m/sだそうです。このことからももの凄い流量がとてつもなく早く流れています。改めて地球の駆動力の凄さを実感しますね。
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まとめ
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第二部は
「黒潮:海と空をつなぐ架け橋」久保田 雅久氏(東海大学海洋学部)
黒潮を駆動するエネルギー、それは対流、循環を生む熱です。
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地球の最高峰と最深部の比較。海の方が遙かに深い。
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しかも陸地を平均に均すと2,400メートルもの深さに。地球と言うよりまさしく水球です。
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陸地と海洋の面積比 1 : 2.42。表面積の70%は水が覆っている。まさに水球なのです。その海洋が放射熱で太陽から得られている熱エネルギーを海洋が緩和させる役目となっている。
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海は地球の熱源。安定化作用として働く。
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地球上の熱エネルギーは太陽からの放射熱。
そして熱収支は4つ。短波放射、長波放射、潜熱、顕熱。
海洋は放射熱を受けて顕熱・潜熱に変換する。
顕熱は伝導し海から空気に伝わる。
潜熱とは物質の三態の相変化時に必要・発生する熱。海洋はこの潜熱に於いて地球を冷却したり保温したりする割合が大きいと考えられる。
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報告は続く・・・

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