Home > 今日の表浜海岸 | 表浜のウミガメレポート > 旅立つ子ガメ 立ちはだかる出口のない落とし穴

旅立つ子ガメ 立ちはだかる出口のない落とし穴

P8160027.jpg
日の出の時間もどんどん遅くなり、朝方は涼しくなってきました。テロ台風の影響で海はかなり荒れています。しかしこんな日にも子ガメたちは巣穴から海へと旅立っていくのですね。
今週は5月後半から6月前半に産卵されたアカウミガメの卵がいたるところで孵化し、子ガメたちの足跡が海へと向かっていました。
しかし、そんなカメたちを待ち受けるのは人間のつくった出口のない落とし穴です。
写真は消波ブロックの隙間に落ちて体力を失った子ガメたち。ブロックが撤去できないとしても、その形を改良することはできないのでしょうか。
子ガメが脱出した時間が昨日の21時頃だとすると7時間以上も脱出しようとしていたはずです。
全部で15個体の子ガメが閉じ込められていました。
海へと放しましたが天敵に見つかりやすい時間であることと、失われた体力を考えるとおそらくすぐに死んでしまうでしょう。
安易に人間がしばらく飼育すればと考えてみても、生まれてから自然界で学ぶべきことを学べない子ガメは結局淘汰されてしまいます。
自然の摂理の中に人間の構造物の影響が含まれていいとは私は考えません。共存できる海岸線を考えるなら、こう言ったことに技術の力を駆使しなければなりません。

生まれてからすぐに子ガメが目にする風景
P8160025.jpg

行き止まりで迂回した子ガメの足跡
P8160023.jpg

消波ブロックが部分的に埋没した部分を抜けて海へと移動しようとした子ガメが”落とし穴”へと落下します。
P8160028.jpg

救出しましたが、もう弱りきっていました。
P8160044.jpg

P8160059.jpg

一昨日~今日孵化した産卵巣
No0006 5/28産卵 脱出にブロックの影響なし(埋没のため)脱出日 8/14夜間
No0033 6/23産卵 脱出にブロックの影響あり15個体が閉じ込められていた脱出日 8/15夜間
No0027 6/16産卵 脱出にブロックの影響なし(移植)脱出日 8/14-15夜間 3個体が脱出後死亡(原因不明)

地点ごとの写真
県境 浜崖は波によりいくぶん解消されていた
P8160001.jpg

東細谷
P8160003.jpg

P8160004.jpg

細谷
P8160015.jpg

P8160016.jpg

小判田川。かなり波が遡上しています
P8160017.jpg

P8160020.jpg

堆砂垣設置区間(小島)
P8160060.jpg

小島 コミュニティ広場前
P8160062.jpg

P8160063.jpg

小松原
P8160064.jpg

P8160065.jpg

寺沢
P8160066.jpg

P8160067.jpg

東七根
P8160068.jpg

P8160069.jpg

西七根
P8160081.jpg

堆砂垣プロジェクト地点
P8160075.jpg

高塚
P8160079.jpg


Comments:0

Comment Form

コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。

Remember personal info

Home > 今日の表浜海岸 | 表浜のウミガメレポート > 旅立つ子ガメ 立ちはだかる出口のない落とし穴

Search
Feeds

Page Top