- 2008-10-27 (月)
- 表浜ネットワークから

”湿地の賢明な利用”海岸工学を志す上でも重要な考えです。
世界で活動するNGOの報告から様々な問題を考えます。
NGO会議で出された決議メモをアップします。
あまり時間がないので、文章も整っていませんが、話合われた内容の概要です。

今回のNGO会議の声明は、宣言とする。NGOスンチョンNGO宣言とする。
statement→declaration
国際NGOではない小規模なNGOは会議における発言権がない。打破するためにネットワークを組む必要がある。
→日本、イギリス、インドなど10カ国が参加する”世界湿地NGOネットワーク”が結成される。
日本の代表は辻淳夫氏(日本湿地ネットワーク 共同代表/伊勢・三河湾流域ネットワーク:代表、藤前干潟を守る会:代表、生物多様性 フォーラム)。
辻氏コメント
2010年CBDの開催に伴う準備のテンポが予想以上に速い。私はラムサール会議にここ15年間ほど参加してきたが本会議ではNGOの代表がステートメントを読むだけとなってきた。
進捗もあったがそれでも、諫早や有明海など重要な湿地の保全には至らなかった。結果としてNGOの意見が通っていないこととと一緒。
これは生物多様性会議事務局長ジョグラフ氏の言葉ではあるが。
「NGOと政府の事前会合を組み、NGO会議の決議を会議のメインストリームに入れる必要がある。」
会場からのコメント
・辻さんの意見に同感だ。恒常的なことは事前にきちんと決める必要がある。それには事務局が必要である。NGOの意見の集約を意義のある形で声明を発表する必要がある。現状のNGO会議は責任がどこに存在するのかが明確でない。今回のラムサール会議が終了する前に誰が事務局をするのか決める必要がある。
・政府と同等の意見力を持つNGOが必要。そのためのまず資金が必要。調整のための事務所を持つこと、私たちが何者かをきちんと確立させれば交渉のテーブルに付くことができると考える。力を結集して形をつくることが必要。
・可能性としてはCOPごとに国家ごとに運営委員会などを置いても良いと思う。作業部会と協働して6ヶ月以内に何らかのアイデアをだす必要がある。まずは準備委員会をつくる必要がある。
・ローカルで働くNGOは非常に忙しい。しかし誰かが責任を引き受けなければならない。
・韓国にラムサールのNGOセンターができるということを聞いているが、その中に事務局を置かしてもらうことはできないか?
・会議へのNGOの参加資格をきちんと設ける必要がある。NGOではない団体が入っていることがある。
・準備委員会を立ち上げるには全ての国のNGOが必要だと思う。
・ラムサール事務局へ作業部会をつくりあげ、COP11に向けて活動する必要がある。次回ラムサール会議開催国のルーマニアに働きかける予定。
その後、草案(DRs:ドラフト)が会場のスクリーン上に表示され、一文ずつを読みながら細かな文言や単語について修正やコメントなど指摘があり、参加者全員で修正をする。
・諫早や有明という名前を宣言文に入れて欲しいといった提案があったが、それぞれの国に重要視するものがあり、世界のNGOとしては入れないほうがいい。
ということで一度は削除される。
→諫早の問題があったからセマングムがある。削除すべきではない。
→韓国でラムサール会議を誘致したが、韓国政府から保全の誠実さが感じられない。韓国政府は永久に湿地を葬り去ってしまう計画をたくさんもっている。韓国政府の態度を変えさせたい。諫早もセマングムもローカルな問題ではあるが、政府の考えを変えさせたい。協力をお願いしたい。(韓国のNGOより)
→宣言文に再び記載される。
・一度は失われた湿地を回復した場合、賞を授与するのはどうか。ラムサールの登録湿地以外でも可とするのはどうか。
→ラムサール賞というのがCOP7で決められている。似た賞が2つあると少し分かりにくいのではないか?我々World NGO から賞をあげるといいのではないか。
→ラムサール賞というのがあるのは分かったが、焦点はそこではなく、登録湿地以外に賞をあげることにより、受賞することで登録される可能性が増える。
・ラムサールの会議にNGOの声を届けるということが必要。現場にかかわり、情報を持っている、
締約国会議意に正しい情報を伝えることができる。NGOの声を正式に会議にいれてもらう提案を
すべき。
・今までいくつかの進歩はあるが、全体としては大切なことが守られていない。
決議
具体的な問題のある湿地のリストをつくり、草案に反映する。
セマングムや諫早など具体的な名前を入れることになった。
草案については事務局で適宜修正され、提出されることになった。

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Comments:1
- omotehama 2008-10-28 (火) 09:33
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ごくろうさま、NGO会議の様子が分かって助かります。どうやらラムサール湿地条約がNGO側から生まれたのだけど、少し迷走にはいってしまったのでしょうか。これからNGO側の力量が要になりそうだね。また、報告をよろしくお願いします。