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アカウミガメ保全ガイドライン 会合

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本日、豊橋技科大にて、アカウミガメ保全ガイドライン作成会合が実施されました。
参加団体は豊橋技科大 海岸工学研究室、NPO法人表浜ネットワーク、あかばね塾うらしま隊、カレッタ君のふるさとを守る会、桜丘高校 生物部、豊橋技科大自然部と、6団体の参加がありました。
NHKと朝日新聞の取材もあり、充実した会合となりました。
参加していただいた皆さん、お忙しい中ありがとうございます!そして長時間お疲れ様でした!

こういった地域で同じ活動をしている皆さんとの会合はやはり年に一度開催したいですね。
でも、ガイドラインづくりは予想していた通り大変そう・・・(めまいが・・・)

今回の事項について記載漏れなどありましたらどんどんコメントをお願いします。
メール:imamura@jughead.tutrp.tut.ac.jp
ブログにコメントでもかまいません。

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本日議論された中で、ガイドラインは
①現場で調査をする人向けの内容
②一般の人にウミガメについて知ってもらう内容
の2種類に分けて作成すべきという意見がありました。

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今回については予算の関係で①「現場で調査をする人向けの内容」についてをまず作成することになりました。
本日確定した部分について記載します。
②については表浜ネットワークとして別個に作成
( )内はいただいたコメント

全体を通して
・もっと平易な言葉遣いが望ましい
・常に最新の知見を組み入れ、改定も考慮し、柔軟性のあるガイドラインづくりに望むべき
・事例などを組み込む

内容については以下の5項目となりました。
★一般事項
★繁殖状況調査
★移植
★孵化調査
★放流会のデメリット

一般事項
-調査時の服装、装備-
うっし~さんから提案がありました!!調査の服装。確かに重要ですね!
調査時は目立たない服装にする。全身黒っぽい服装がベター
白い服は明かりと勘違いすることがある。
懐中電灯は赤色のセロファンを巻く。(赤色光)
長靴を着用する(ヘビ、浜の泥、夜露をしのぐため)
携帯電話の音は小さくし、バイブレーターにする
イヤホンマイクが最適

繁殖状況調査について
ウミガメ類の上陸・産卵傾向を把握することは、今後のウミガメ類およびその産卵場所を保全する上で非常に重要です。
(なぜ、ウミガメ類の上陸・産卵傾向を把握することが重要なのかを記載するべき)

調査時はなるべく波打ち際を避け、浜の中ほどを歩く
(波打ち際までウミガメが上陸していることがあるため)

-調査中に産卵している親亀を見つけたら-
上陸中に親亀を見つけた場合、ゆっくり姿勢を低くしてある程度の間隔を置き産卵が始まるまで距離をおき、後ろでジッとしている。
(気配を感じるとUターン、掘るのを止めて帰海してしまう恐れがある)

産卵中は亀の正面、横に行くのは絶対に禁止!
(朝の場合は遠回りして後から近づく)

○周囲の環境
産卵した周囲の環境がどういった状況であったかを記載することでアカウミガメが好む産卵場所の条件をさらに細かく分析することができるかもしれません。
海の環境
離岸堤などの構造物が周囲にあるか。

砂浜の環境
砂丘帯?植生帯?
消波ブロックなどの人工構造物の有無、海岸道路、広場、駐車場、人の利用頻度

産卵巣の状況
産卵の有無、移植の必要性、汀線から産卵巣までのおおよその距離

移植
ウミガメの産卵巣についてはできれば自然の状態で孵化を見守ることが自然の摂理にかなっているとは思いますが、そもそも浜の幅がほとんどない、台風の影響など止むを得ず流失の危険のないところなどに移植することもあると思います。
(地域の海岸ごとに色々な状況があることも踏まえるべき)
(極力、移植は避けるべきと記載してはどうか)
(移植が必要と判断するに値する明確な指標が数値的にあれば、保護活動をしている側としては助かる)
(イラストと文章で”大潮の満潮のときに水没しない場所であれば移植の必要はないと決めてはどうか)
(タイド・プールのできる場所に産卵した場合は移植が望ましい)
(放流会の影響(デメリット)についても今回のガイドラインに盛り込むべき)

止むを得ず移植する際は
・産卵後12時間以内に産卵巣から卵を取り出します。
(12時間以内が望ましいが遅くとも24時間以内に移植すべき)
(移植時の時間指標として24時間以上の卵特徴として卵の頂点に出る白濁点についてイラストで説明する必要がある)

移植する産卵巣について
<どういった産卵巣の形状が卵の孵卵環境として好適なのかは色々な議論があります。そこでリスクが少ないと考えられる方法を選択することにします。ここでいうリスクが少ない=自然の砂浜により近い状況を再現する もしくは砂浜そのものを良好な形で保全することを指します>

・可能な限り自然の砂浜に(イラスト)
・大潮の満潮でも波が被らない程度の場所
・なるべく本来の巣穴に似せた壺状にする(イラスト)
・移植巣の砂の深さは一番上の卵が約50cmの深さになるようにする(イラスト)
(移植前の実際の産卵巣の形、深さなどを計測し、それになるべく近づけるようにする)
・孵化時には子ガメが自らの力で海までたどり着けるものとする(仔ガメの学習)
・柵などを設置する際も子ガメが自らの力で脱出できる様にする
(原則自力で脱出できることが前提になるようにすること)

(参考、ウミガメ保護ガイドブック(環境省自然環境局2007)より引用)
放置した場合に期待されるふ化率が著しく低く、他に保護する手立てがない場合にのみ選択されるべきです。例えば、汀線近くで波を被ったり流されたりする、産卵時期が遅いために温度が低くふ化が望めない状況では、移植は有効な手立てとなります。
 ・移植場所(ウミガメ保護ガイドブックより引用)
  波が被りにくい水はけの良い場所で、子ガメが人の手を借りずに自ら勝手に海へ旅立てるような環境にしましょう。同じ場所を繰り返して使うと砂に有機物が蓄積され孵化率の低下を招くので、場所を変えるか砂の入れ替えが必要です。

孵化調査
アカウミガメの孵化は砂の温度にもよりますが、孵化調査は脱出を確認した後に実施することが望ましいですが、無精卵や発達途中での死亡などが原因で、脱出が確認できないこともあります。
おおよその孵化調査のめやすとして
5月産卵・・・70日程度
6月産卵・・・60日~70日程度
7月産卵・・・50日~65日程度
8月産卵・・・70日程度
しかし、天候の状況などを考慮した上で判断する必要があります。
(上記した日数に少なくとも14日間を足した日数以降に調査することが望ましい)
(人間側の問題で孵化調査の日程調整がアカウミガメの孵化に悪い影響を与えていることがある)
(脱出兆候がでている産卵巣をむやみに掘り起こし、無理に脱出させてはならない)

また、卵を移植した場合は移植巣の効果を知るためにも孵化調査は有効となります。移植の有無と孵化・脱出率について記載することによって移植の必要性など今後の対処を検討できます。

孵化調査について
・成長段階ごとに分けて記録することが望ましい(イラスト)
(胚の発生など成長ステージの写真やイラストなどを記載すべき)
・孵化調査の実施については産卵巣に子ガメが残っている場合もあるため、夕方に実施することが望ましい(イラスト:残された子ガメ)
・孵化調査後は獣にアカウミガメの卵の匂いを知らせないためにも調べた産卵巣は確実に埋め戻す(獣食害の写真、イラスト)
(獣害については事例などを掲載し、分かりやすく具体的にするべき)
・調査中に産卵巣に残った子ガメがいた場合はできる限り、自力で海に向かわせる


(追加項目:放流会の危険性についても記載すべきである)  
放流会の影響(デメリット)
放流会は子ガメに以下の様なデメリットを与えます。
・波の定位性(※)が身につかず 沖合いまで泳いでいくことができない
・昼間に実施されることから、子ガメの体力低下と外敵に見つけられやすく餌食になってしまう
(夜間に放流すると砂浜に戻ってきてしまうことがあるという事例?については、すぐに放流せず、24時間以上が経過し、興奮期を過ぎてしまった子ガメが波に負けて打ち寄せられてしまうからではないか。波定位の低下)
・アカウミガメが危険分散の意味で分散させた卵を人工孵化場に集約してしまうことで、なんらかの事故等で全滅させてしまう可能性がある。(多様性の損失)
(砂の粒径など、産卵した環境は地点ごとに違う点を強調するべき)
・母浜回帰(不確定)
産卵巣から脱出した稚ガメは海に向かっている間に自分の産まれた浜(砂)の匂いを脳に焼き付けると言われている。産卵が可能な年齢となった後、自分の産まれた浜に産卵をしに帰って来る(母浜回帰:未確定情報ですがやはり生まれた浜に帰ってきてほしいですね)

(※)定位性・・・沖合いに向かって泳ぎ出る性質
詳細はhttp://www.umigame.org/J/kyokasyo/hogo_kogame_no_idou.htm(ウミガメ協議会)

以上、今回確定した内容です。
いただいたコメントにそってイラストづくりを開始していくことになりそうです。
まだまだ意見等は募集しますので今後ともどうぞよろしくお願いします。


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