- 2009-09-26 (土)
- 表浜海岸

ウミガメの調査も一段落し、企業への助成金の申請書類を書く時期となりました。
書類を書き進める中で“事業の継続性や発展性について簡潔に記述してください”といった項目を見るたびに頭が痛い(涙)
そもそも環境NPOというのは営利を求めて設立するものではないのでは?
確かに助成を出す側の企業としてはずっと特定のNPOをずっと支え続けていくことまでは考えていないでしょうし、助成は景気などに左右され、いつ支援のパイプが閉ざされてもおかしくありません。
多くの企業は地域との関係を重視する言葉を掲げているものも少なくない様子。
ならば地域の環境NPOの支援をお願いできないでしょうか?
自立した環境NPOの姿はないこともありません。有名なものではアサザ基金、この近辺では浜松市の保護団体がウミガメの放流会を行うことで保護基金として寄付金を集めています。しかし、野生生物がお金に変わってしまえば、必然的に歪が生じてしまうのでは?
もともとは減りゆく野生生物のために何かしなければという高い志のもと始まった活動が今では営利活動になってしまっているのではないかという声を聞くこともあります。
研究や情報は常に進歩しています。5年、10年前の情報は保護とは全く逆のことを言っていたなんてことはよくあります。
私たち表浜ネットワークの活動もいつも試行錯誤です。
本当にウミガメを守っているのか分からないこともあります。野生生物の保護は非常に複雑な生態系というシステムを扱わなければなりません。情報は常に不足。しかもウミガメのタイムスパンは非常に長い!産卵可能になるまでに20年以上を必要とするのですから、今の活動の効果が20年後!!あ~気の長い話です。
そんな中、助成側の企業がNPOへと求める継続性、発展性は活動を営利的なものに強制的にシフトさせ、本来の活動を見失わせてしまうのではないでしょうか。
助成金などに頼らないNPOの独自の営業が必要とも考えられます。地域に根を下ろす地元企業へと足しげく通い、共に協力を提案することが必要なのかもしれません。
ある程度都市部に位置している地域にある団体はまだそのチャンスがあります。しかし、質の高い自然が残されている場所は都会からは遠い。地方には守るべき自然は残されていても、人材の高齢化、資金難など活動は風前の灯と言わざるをえない。
環境NPOは野生生物や自然を売り物にしない、しかも助成金に頼らないモデルケースの構築。
そして、地方の環境団体を継続的に支援する手段を早急に作らなければならないのでしょうが、そんな成功事例は本当にあるのか、と考えるとまだまだ道のりは遠そうです。でも前向きに楽しい活動ができるようにしたいですね。
以上、ある研究員の愚痴(?)でした(笑)
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