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遠州灘海岸の課題と解決への道 ~ 研究成果から見えてくるもの ~

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全国の海岸で問題になっているダム建設に起因する海岸侵食。生きている砂浜は砂が動くから生きているわけで砂の動きをとめようとした段階で砂浜は死ぬのではないでしょうか。現状で残る砂浜海岸はそれこそ瀕死の状態です。
何十年にわたって過去に積み重ねてきたツケ、それを払うのは紛れもなく将来世代です
「樹齢100年の木を切るのは1日あればできるが、それを元に戻そうとすると苗を植えて100年かかる」海岸も同じかもっと長い時間が必要なのではないでしょうか。

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中田島の堆砂垣の前に設置された看板にはこのように書いてあるそうです。

討論会では中田島砂丘の堆砂垣の話題が盛り上がりました。
一方は行政が主導で設置した堆砂垣、もう一方は市民が主導で設置した堆砂垣。

研究者の中では堆砂垣によって砂の動きを止めることは結局、自然の摂理に反することではないか?といった意見があるのも確かです。
ちょうど以下の写真の様に↓
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(浜松市設置)
砂の養浜には税金を投入しているためか、せっかく税金を投入して養浜したため目に見える形にしておかなければならないといったことでしょうか。しかし、何事もやりすぎはよくない事例の1つだと個人的に考えています。

表浜ネットワークでも堆砂垣を設置していますが、堆砂垣はコンクリート構造物などのハードストラクチャー(半永久構造物)とは違い、メダケなどの自然素材を用いています。砂がある程度たまれば砂丘を形成し、その上を砂が吹きぬけ、数年に1度の台風が来れば流される。そういった意味でも堆砂垣は構造物ではないのではないでしょうか。
堆砂垣の設置には海岸での新たなコミュニティの形成など様々な側面もあります。
大切なのは堆砂垣設置後の状況を事細かに観察し、柔軟に手当てをすることではないでしょうか?税金で投入した消波ブロックは、それ(適化法)ゆえに柔軟な対応をすることができません(*1)。しかし、堆砂垣ならそれが可能です。ハード面ではなく、ソフト面の充実がやはり、今の時代にはあっているのではないでしょうか。

*1:豊橋市が実施しているエココースト事業は適化法を上手く解釈した事例の1つ。国からの補助金を受けた事業でブロックの利用転換など事後に柔軟な対応がされた事例は少ない

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