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「生物多様性保全における拠点機関の役割-COP10 に向けて」

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日本植物分類学会第9 回大会公開シンポジウムとして開催された「生物多様性保全における拠点機関の役割-COP10 に向けて」。コーディネーターは愛知教育大学の芹沢俊介氏。
名古屋市は三大都市で唯一自然史博物館がないことをご存知でしょうか?拠点機関としての博物館(講演者の大沼氏は生物多様性センターとしてはどうかと提案されていました)その役割に

ついて考えるシンポジウム

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会場は満席とはいきませんが、そこそこの埋まっていました。

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学泉大の矢部氏(淡水ガメの専門家ですね)

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神奈川県立生命の星・地球博物館 勝山氏

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市民代表でため池の自然研究会の大沼氏

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公開討論

拠点機関の役割は、主に
・標本の集積場
・資料や文献の集積場
・人材の育成:専門家とアマチュアの距離の短縮(標本ボランティアなど)

パネリストの中で印象に残ったコメントとしては、「市民の手による調査は終わった。これからは、研究者と市民の共同である」でしょうか。データの取りまとめや解析は研究者とともにということでしょう。行政機関が好む言葉ですね。しかし、専門家でなくとも、調査を積み重ねることの効果は強大です。昆虫分野ではアマチュアの活躍があってこそ今に至るといった話を聞いたことがあります。アマチュアならではの疑問が新しい発見につながったとも。

「博物館」はいわゆる”ハコモノ”ですが、価値のあるハコモノなら税金をかける価値はあります。新たなハコを建てるのではなく、空いた空間をうまく利用して小さな規模からでも始めていくことでしょうか。
「博物館をつくることは文化をつくること」と前豊橋自然史博物館長の糸魚川氏はコメントされていました。

ウミガメもそうですが、生物の生態に関する分野など”疑問があり続ける状態が普通”なことに関して、絶対評価はできません。博物館の価値もまた然り。豪華絢爛な従来の博物館は近代の効率化、少予算化には馴染まないかもしれませんが、将来世代がどういった博物館を欲するかどうかを考えること、市民による動向の把握(運営等の透明性)が重要な焦点ではないでしょうか。まずは市民が声をあげることが博物館の実現につながるようです。

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